健康定期便

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手当て~ご自身や大切な人を守るため、そして整体も温熱療法も手の使い方は大事です

「手当て」という言葉は一般的ですね。

自分で痛めたところに手を当てる、お母さんが子供に手を当てるなど、手当はとても大切な行為です。

 

施術においても手の使い方はとても大事です。

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鍼灸や指圧はもちろんですが、当院で行われている治療法の操体法や三井温熱療法を行う時も、施術者の手の使い方がポイントになります。

 

整体(操体法)も手の使い方が重要

操体法は整体なので動きばかりに注目がいきがちですが、施術者の手の位置、誘導の方向が大切です。

 

そして術者の抵抗のかけ方が操体法で最も重要なポイントになります。

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操体法は楽な方、気持ちのいい方に体を動かし、脱力する事で体の歪みを正す操法で、「気持ちのいい動きは体にいい」という考えのもと、人体に持つ「治る力」を引き出すことが出来ます。

 

操体法はある程度やり方のパターンはありますが、型にはまったものではありません。

 

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写真のように、患者さんの伸ばした手への抵抗と誘導、そして術者の左手、意識して欲しい場所(この場合は肩甲骨)に触れて微妙に誘導します。

 

受ける方は、あまり頭で分析せずに、原始感覚に任せて気持ちよく動いた方が効果が出やすいです。

 

感覚を掴んだら、ご自宅でセルフケアとしてもとても有効ですよ。

 

 

温熱器と手が一体化、三井温熱療法

三井温熱療法は熱刺激を入れる事ばかりに注目がいき、物理療法のように思われがちですが、術者の手と温熱器が一体にとなり、自由に温熱器を操ることが三井温熱の特徴です。

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指圧とお灸を同時に行うようなもので「現代のお灸」です。

 

三井温熱療法の特徴は、心地よい温熱マッサージをしながら、コリや病巣のあるところは「アチチ」と声を上げてしまうほどの熱さを感じます。血液やリンパの流れが良くなり、老廃物を除去し、筋肉の緊張もやわらぎ、痛みも緩和されていきます。

 

三井温熱療法についてはこちらに詳しく書いています。

 

患者様の体を動かしながら、整体と温熱をミックスしてやるやり方も、手と温熱器が一体とならないと出来ないです。

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はがしとは真逆の手の使い方!

前回の記事で紹介した「はがし」

※はがしについては前回の記事をご参照ください

 

「はがし」は独特な手技で、手足の骨際、筋肉の溝を指先でゴシゴシとはがし・しごきます。

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はがしの指の使い方イメージ

 

写真のイスの縫い目を指先でまさに「はがす」感じです。

 

 

それに対して手当は、やさしく手のひらの感覚を大事にして触れます。

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手当ての触れ方のイメージ

 

イスの角の部分を手のひらで包み込むように触ります。

 

何となくイメージ出来るかと思います。

 

 

肩こりや腰痛の予防やケアのために、ご紹介した「はがし」は積極的に取り入れてください。

 

そして、日常生活の中でご自分がどこか痛めた、お子様やご家族が痛めたなどの時は、患部に優しく手を当ててください。